FEATURE 限りなくピュアに育まれた果実 KENZO ESTATEのメルロFEATURE 限りなくピュアに育まれた果実 KENZO ESTATEのメルロ

滑らかさと豊かさで、
多様な表情を見せるメルロ

メルロは、ケンゾー エステイトの赤ワイン、およびロゼワイン、全ての銘柄に使用されている重要な品種です。メルロが主体となり、その滑らかで果実味豊かな特徴を全面に出すこともあれば、他の品種を支える補助品種として少量ブレンドされるなど、様々な役割を担っています。そんなケンゾー エステイトにおけるメルロの、奥深い魅力を紐解いていきましょう。

Ⅰ.メルロとは

ボルドー原産の黒葡萄品種で、現在は世界中で広く栽培されているメルロ。栽培面積は、ワイン用葡萄品種としては、カベルネ・ソーヴィニヨンに次ぐ世界2位(*1)と、非常に多く栽培されています。カベルネ・ソーヴィニヨンに比べてやや早熟で、気温が低い地域でも葡萄の成熟度を上げることできる品種です。

ケンゾー エステイトのメルロは、高い糖度と穏やかな酸、柔らかなタンニン、そして豊かな果実味が特徴です。メルロが主体となり、その滑らかで果実味豊かな特徴を全面に出すこともあれば、他の品種を支える補助品種として少量ブレンドされるなど、様々な役割を担っています。ワインのブレンドにおいて、特に大きな役割を果たしているのが、カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンド。力強さを身上とするカベルネ・ソーヴィニヨンの個性に優しく寄り添い、その堅牢な骨格を柔和かつふくよかな味わいで包み込み、ワインに豊かな肉付きを与えるのです。

*1:「O.I.V Distribution of the world’s grapevine varieties(2017)」より。

Ⅱ.区画ごとに細かく、
丁寧に管理された畑

最高のワインを作れるかどうか、その成否を何よりも分かつのは、良質な葡萄を得られるかどうかに尽きます。そのためケンゾー エステイトのこだわりが最も表れているのが、最高の葡萄が実るよう、完璧に管理された葡萄畑と言えるでしょう。

ケンゾー エステイトの葡萄畑が位置するのは、緩やかな稜線を描き出す山頂の土地。起伏に富んだ地形と、サン・パブロ湾から吹き上がってくる清涼な風が相まって、畑の中でも場所により微妙な気候の違い(マイクロ・クライメット)を作り出します。そのため、畑は細かなブロックに分けて管理されており、メルロをはじめとした各品種に適したブロックが慎重に見極められ、最良の場所で最高の葡萄が育つよう、丁寧に栽培されていくのです。

Ⅲ.陽の光を避け、真夜中に行われる収穫

秋になり、収穫の時期を迎えた畑。真夜中の畑の、たわわに実った葡萄を、照明の光が照らします。ケンゾー エステイトの収穫作業が行われるのは、夜明けには程遠い、真夜中。陽の光で傷まないよう、葡萄は暗闇の真夜中に手摘みで収穫され、醸造施設へと運ばれて行きます。収穫は、果実の成熟度が高い畑から順に行われ、その作業が2ヶ月近くも続いていくのです。

 

Ⅳ.メインからサポート役まで、
多彩な表情を見せるメルロ

メルロは、ケンゾー エステイトの赤ワイン、そしてロゼワインの全銘柄に使用されます。メルロが主体となり、その特徴を全面に出すこともあれば、他の葡萄品種を支える補助品種としてワインの味わいを表現するなど、様々な表情を見せるのです。

例えば、ボルドー右岸スタイルのトップ・キュベ「紫 murasaki 2019」では、メルロを88%使用。シルクのようにソフトで滑らかな口当たりを表現する、主体の品種として活躍します。また、同じくボルドースタイルのフラッグシップ「紫鈴 rindo 2020」は、カベルネ・ソーヴィニヨンが52%に対し、メルロが23%。力強いカベルネ・ソーヴィニヨンに優しく寄り添い、柔和かつふくよかな味わいで、ワインに豊かな肉付きを与えるのです。

 

Ⅴ.メルロを使用した銘柄

<ボルドースタイルの赤ワイン>

紫鈴 rindo 2021

紫鈴 rindo 2021

トップ・オブ・カリフォルニア・レッドにも選出された「紫鈴」は、ケンゾー エステイトのフラッグシップとして、そのエレガンスを代弁する、ボルドースタイルの赤ワイン。

【セパージュ】
カベルネ・ソーヴィニヨン49%、メルロ31%、プティ・ヴェルド11%、カベルネ・フラン5%、マルベック4%

紫 murasaki 2019

紫 murasaki 2020

メルロを主体としたボルドー右岸スタイルの赤ワイン。酸と果実味、きめ細かいタンニンとそのバランスに優れ、シルクのような口当たりが、心地良い印象を残す名品。

【セパージュ】
メルロ73%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン2%

<ボルドー品種で作るロゼワイン>

寿々 suzu 2021

寿々 suzu 2021

厳選された区画から収穫された、マルベック、メルロ、カベルネ・フランという3種の艷やかな果実を使用し、シャンパーニュ製法で作られるロゼスパーリング。

【セパージュ】
マルベック54%、メルロ37%、カベルネ・フラン9%

結 yui 2023

結 yui 2023

全米でトップ・オブ・ロゼワインに輝くロゼワイン。3種類の黒葡萄から作られ、マルベックは濃密な色調を、メルロは滑らかな舌触りを、そしてカベルネ・フランは繊細なアロマをもたらす。

【セパージュ】
マルベック65%、メルロ26%、カベルネ・フラン9%

 

Ⅵ.商品ラインナップ

ボルドースタイル赤ワインの
飲み比べはいかがですか

ボルドーブレンドの
フラッグシップ

メルロ 33%

紫鈴 rindo 2020 (375ml)
¥8,338 (¥9,172税込)

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ボルドーブレンドの
フラッグシップ

メルロ 31%

紫鈴 rindo 2021 (750ml)
¥14,500 (¥15,950税込)

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メルロ主体の
トップ・キュベ

メルロ 73%

紫 murasaki 2020 (750ml)
¥34,000 (¥37,400税込)

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お食事も心も華やかに彩る、
ボルドー品種のロゼワイン

全米で4年連続ロゼワインの最高峰に輝いた名品

メルロ 26%

結 yui 2023 (750ml)
¥8,600 (¥9,460税込)

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ドライテイストの
ロゼスパークリング

メルロ 37%

寿々 suzu 2021 (750ml)
¥18,000 (¥19,800税込)

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