ニューヴィンテージ
「夢久 muku 2023」
レイトハーベストがもたらす
夢のような余韻
「あさつゆ」を生み出すソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの畑から、一部の区画を厳選し、本来の収穫期には、あえて、そこから果実を摘み取らず、さらに1ヶ月もの間、収穫を待って過熟させると、燦々と降り注ぐ日差しを浴びて、葡萄の果皮が美しいゴールデンブラウンに変化し、それに伴って果実の糖度も上がっていきます。
そんなレイトハーベストによって誕生したのが、自然な甘みを含んだ白ワイン「夢久 muku」です。白無垢の清廉さを想起させるとともに、永遠に続く夢のような幸福感をもたらすワインであることを願って、このように命名されました。
【外観】
通常よりも数週間遅く収穫した果実から搾り出した果汁は、鮮やかなゴールデンイエローの色味を持ち、透明感を帯びたその輝きには、白無垢の花嫁を思わす清廉さが重なって、このワインの純粋さを感じさせます。
【香り】
ライチや柑橘系の果実香が鮮烈に立ち上り、そこに折り重なるようにして、スイカズラやシナモンなどの爽やかな香りが複層的に広がり、やがて、華やかで甘美な香りへと変化していきます。
【味わい】
遅摘みの果実を徐々に圧縮して搾り出したシロップのような濃密な果汁を、ゆっくりと低温発酵させ、糖分をアルコールに転換していくことによって、柑橘系果実特有の軽やかな甘みが生まれます。それはグァヴァやレモンメレンゲなどのような爽やかさをもたらし、やがて安らかな余韻を残していきます。
【セパージュ】
ソーヴィニヨン・ブラン82%、セミヨン18%
【アルコール度数】
11.4%
【エイジング】
ステンレスタンクで3ヶ月熟成