メルロの可能性を最大限に引き出した傑作

まず、2017年のナパ・ヴァレーを振り返ってご説明します。この年は、1月から2月にかけて集中的に雨が降り、初夏からの葡萄栽培期には、日毎に気温が変動する、特徴的な年でした。冬場の降雨量の多さは土壌に十分な養分を蓄え、日々上下する気温は寒暖の差を際立たせて、果実を引き締める効果をもたらしました。海抜の高いケンゾー エステイトでは、その効果も著しく、葡萄の生育環境上、例年になく良い年となったのです。その結果、2017ヴィンテージの「あさつゆ」は、全米で最高評価を受け、2017ヴィンテージ限定の「深穏」も、その見事な熟成感から記録的なセールスを上げています。

実は、2017年という、長く記憶に残るであろう、この素晴らしいヴィンテージの魅力を最大限に引き出しているのが、ケンゾー エステイトのトップキュベである「紫」なのです。 すでに「深穏2017」で実感していただいた通り、2017ヴィンテージの赤ワインにおける熟成感は、例年になく穏やかなまろみを帯び、このヴィンテージならではの安らかな表情を浮き彫りにしています。それは、「紫」の主要品種として、2017年に収穫されたキュベから厳選に厳選を重ねた上質なメルロにおいて、より繊細に描写され、この上ない魅力を解き放ち、結果、この「紫2017」を、稀代の傑作に進化させたのです。

さらに、全米のワイン専門誌「WINE ENTHUSIAST」にて、この「紫2017」が94点の高評価を獲得。世界的に高い注目を集めている、この特別なエレガンスを、まずは1本、ぜひ皆様にもご賞味いただけますよう、お願い申し上げます。

以下 ケンゾー エステイトワインメーカーのコメント
「鮮やかな酸がよく馴染み、ヴェルベットのようにしなやかなタンニンに骨格を与えて、独特の個性を生み出しています」

テイスティングノート

紫 murasaki 2017
【色合い】ダークパープル
【香り】クローブ、スパイス、シナモン、ブラックチェリー、花崗岩、オレンジの風味、ホワイトペッパー、バタースコッチといったニュアンスが複層的に織り交ざった香り
【味わい】ヴェルベットのようにやわらかなタンニンとあざやかな酸を感じるミディアム・ボディ
【セパージュ】メルロ88%、マルベック6%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%、カベルネ・フラン2%、プティ・ヴェルド2%
【アルコール度数】15.2%
【エイジング】フレンチオーク樽熟成20カ月(新樽比率50%)
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